栄養コンシェルジュ新着情報:インフルエンザが全国で注意報レベルに|免疫機能を支える食事と栄養、あなたは大丈夫?

2026年10月10日

2026年10月9日、厚生労働省は全国のインフルエンザ定点当たり報告数が11.35人となり、今シーズン初めて注意報開始基準を超えたことを発表しました。



前年同期の約7.3倍にあたり、沖縄県では警報開始基準を超えるなど、各地で感染が広がっています。



感染症の流行が気になるこの時期、手洗いや換気などの対策とともに、日頃の食生活にも目を向けてみませんか。



まずはチェック!あなたの食生活はいかがですか?



次の5つの項目について、普段の生活を振り返ってみてください。



□ 朝食を抜いたり、飲み物だけで済ませたりする日が多い



□ 肉・魚・卵・大豆製品などを食べる機会が少ない



□ 野菜や果物を食べない日が続くことがある



□ 忙しいと、食事の回数や量が極端に少なくなる



□ 「免疫力によい」と聞いた食品やサプリメントを優先して選んでいる



いくつか当てはまる項目があったでしょうか。



このチェックは免疫機能や感染リスクを判定するものではありません。ただ、普段の食事に偏りがないかを考えるきっかけにはなります。



特に最後の項目は、少し気になるところです。



免疫によいとされる食品を積極的に摂っていても、身体に必要なエネルギーや栄養素が十分に摂れているとは限らないからです。



インフルエンザが流行すると気になる「免疫力」



インフルエンザの流行期には、「免疫力を高める食べ物」「感染症に負けない食事」といった情報を目にする機会が増えます。



ビタミンCを多く含む果物、ビタミンDを含む魚類、亜鉛を含む食品など、免疫機能に関わる栄養素は数多くあります。



しかし、栄養素が免疫機能に必要であることと、特定の食品を食べればインフルエンザを予防できることは別の話です。



例えば、ビタミンCは免疫細胞の働きに関係していますが、ビタミンCを多く摂取すればインフルエンザに感染しなくなるという根拠は確立していません。



また、ビタミンDについても、急性呼吸器感染症の予防効果が研究されているものの、すべての人に一律の効果が確認されているわけではありません。



免疫機能を正常に維持するためには、特定の栄養素だけでなく、身体が必要とする栄養を幅広く摂取することが基本になります。



意外と見落としがちな「エネルギー不足」



免疫と栄養の話になると、ビタミンやミネラルに注目が集まりがちです。



しかし、身体を維持するためには、まず必要なエネルギーを確保することも欠かせません。



例えば、食事量が極端に少ない状態が続けば、エネルギーだけでなく、たんぱく質やさまざまな栄養素も不足する可能性があります。



たんぱく質は筋肉の材料として知られていますが、抗体など免疫に関わるたんぱく質の材料にもなります。



また、ビタミンAは皮膚や粘膜の維持に、亜鉛は免疫細胞の働きに関わっています。



こうした栄養素は、それぞれ異なる役割を担いながら身体の正常な機能を支えています。



そのため、食事を考える際には「何を積極的に摂るか」だけでなく、「必要なものが不足していないか」という視点も役立ちます。



今日からできる、食事の小さな工夫



栄養バランスを考えると、毎日たくさんの料理を作らなければならないと思う方もいるかもしれません。



しかし、普段の食事に食品を一つ加えたり、組み合わせを変えたりするだけでも、摂取できる栄養素の種類を増やせます。



例えば、朝食がパンとコーヒーだけなら、卵やヨーグルトを添えてみる。



昼食がうどんだけになりがちなら、肉や卵、野菜などを組み合わせてみる。



夕食では、ご飯と主菜に加えて、野菜やきのこを使った料理を取り入れてみる。



もちろん、毎食すべてをそろえる必要はありません。



年齢、体格、身体活動量、健康状態などによって、必要なエネルギー量や栄養素の量は異なります。



大切なのは、特定の食品をよい・悪いと決めつけるのではなく、自分の生活に合わせて食品を選べることです。



食事だけに頼らない感染症対策も忘れずに



インフルエンザは、十分な栄養を摂っていても感染する可能性があります。



厚生労働省は、手洗いや換気、十分な休養、バランスのとれた栄養摂取などを感染症対策として案内しています。



また、インフルエンザワクチンには、発病を一定程度抑え、重症化を防ぐ効果が期待されています。



食事は身体の正常な機能を維持するための大切な要素ですが、感染を防ぐための対策を置き換えるものではありません。



日頃の食生活を整えながら、周囲の流行状況に応じて感染対策を組み合わせていきましょう。



食品を選ぶとき、身体の仕組みまで考えていますか?



ここまで読んで、普段の食事を少し振り返ってみた方もいるのではないでしょうか。



では、もう一つ考えてみてください。



「たんぱく質は身体に必要」と知っていることと、「自分にはどのくらい必要で、どの食品から摂ればよいか」を考えられること。



この二つには違いがあります。



ビタミンやミネラルについても同じです。



栄養素の名前や働きを覚えるだけでなく、食べたものが身体の中でどのように消化・吸収され、利用されるのかを理解することで、食品選択の幅は広がります。



一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会では、こうした「身体から食品を見る栄養学」を大切にしています。



栄養コンシェルジュ®養成講座では、栄養素の働きや消化・吸収、エネルギー代謝などを学びながら、独自の食品カテゴリーマップ®を活用して食品選択の考え方を身につけます。



さらに2ッ星コースでは、臓器の働きや細胞内代謝など、より専門的な栄養学へと学びを深めていきます。



管理栄養士・栄養士の方はもちろん、スポーツトレーナー、健康指導者、そしてご自身やご家族の食生活をより深く理解したい方にも、栄養学を学ぶ機会を提供しています。



栄養を「暗記」ではなく「選択」へ



インフルエンザの流行をきっかけに、免疫と栄養について関心を持つ方も多いと思います。



そんなとき、特定の食品の効果だけに目を向けるのではなく、身体の仕組みから栄養を考えられるようになると、日々の情報の受け止め方も変わってきます。



食べ物に善悪をつけず、身体の状態や生活に合わせて選ぶ。



そのための知識を、日常生活でも仕事でも活かせるように。



栄養で人と未来を輝かせる。



栄養コンシェルジュ®で、身体と食品の関係を学んでみませんか。



👉栄養コンシェルジュ®【内容・難易度・合格率・料金・評判・取得後の仕事までご紹介】はこちら



👉栄養コンシェルジュ®取得者の感想はこちら



栄養コンシェルジュ®講座へのお申し込み方法や受講料のお支払い、受講日程の調整など、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。



お電話でのお問い合わせ:06-6599-9404



メールでのお問い合わせ:info@nutrition-concierge.com



よくある質問(FAQ)



Q1.インフルエンザが流行する時期は、食事を変えた方がよいですか?



流行期だからといって特別な食品を追加する必要はありません。まずは食事量が不足していないか、肉・魚・卵・大豆製品、野菜、果物などを取り入れられているかを確認し、普段の食生活を整えることから始めましょう。



Q2.免疫機能を維持するために、食事で優先したいことは何ですか?



必要なエネルギーを確保し、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを不足なく摂取することが基本です。特定の栄養素だけに偏らず、主食・主菜・副菜などを組み合わせて、さまざまな食品を摂取できる食事を考えましょう。



Q3.ビタミンCを含む果物を毎日食べれば、インフルエンザを防げますか?



果物はビタミンCなどを摂取できる食品ですが、毎日食べることでインフルエンザを予防できると証明されているわけではありません。果物を食生活に取り入れながら、手洗いや換気、ワクチン接種などの感染対策も大切にしましょう。



Q4.インフルエンザの注意報が出たら、どのような対策が必要ですか?



注意報は地域で流行が広がっていることを示す指標です。手洗い、換気、体調に応じたマスクの着用、十分な休養などを意識し、ワクチン接種についても検討しましょう。日頃の食事や睡眠などの生活習慣を見直す機会にもなります。



Q5.食欲がないときは、栄養バランスより水分補給を優先してもよいですか?



発熱や倦怠感で食事が難しいときは、まず水分を摂れる状態を保つことが大切です。食べられるようになったら、体調に合わせて少しずつ食事を再開しましょう。水分が摂れない場合や症状が悪化している場合は、医療機関への相談が必要です。



Q6.栄養コンシェルジュ®では、食品を選ぶ力をどのように身につけますか?



栄養素の働きや消化・吸収、代謝を学んだうえで、独自の食品カテゴリーマップ®を活用します。食品の特徴を整理しながら、身体の状態や目的に合わせた選択を考えることで、知識を実生活につなげていきます。



Q7.栄養コンシェルジュ®は、栄養学を仕事にしていない人にも役立ちますか?



栄養学を初めて学ぶ方も、日常の食生活に活かすことを目的に受講できます。自分や家族の食品選択、健康づくり、食生活の見直しなど、身近な場面で役立つ知識を段階的に学べることが特徴です。



Q8.栄養コンシェルジュ®と他の栄養資格は、学び方にどのような違いがありますか?



栄養コンシェルジュ®では、身体の仕組みを理解し、その知識を食品選択に応用する学びを重視しています。独自の食品カテゴリーマップ®を用い、栄養素の知識と日常の食事を結びつける教育体系が特徴です。



Q9.栄養コンシェルジュ®は、専門職のスキルアップにも活用できますか?



管理栄養士・栄養士、スポーツトレーナー、健康指導者などが、それぞれの専門知識を整理し、食品選択の説明に活かすことを目指せます。身体の仕組みを踏まえた栄養教育やコミュニケーションを学ぶ機会になります。



Q10.栄養コンシェルジュ®の受講は、どのコースから始めればよいですか?



栄養学の基礎から学びたい方は1ッ星コースから始められます。食品の特徴や身体の仕組みを理解したうえで、さらに臓器の働きや代謝などを深く学びたい方は、2ッ星コースへ進むことができます。



参考文献・参考資料



厚生労働省.インフルエンザの発生状況について.2026年第40週(2026年9月28日~10月4日).2026年10月9日公表.

https://www.mhlw.go.jp/content/001757507.pdf



厚生労働省.令和8年度 急性呼吸器感染症(ARI)総合対策に関するQ&A.2026.

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2026.html



Calder PC. BMJ Nutr Prev Health. 2020;3:74-92. Nutrition, immunity and COVID-19.

https://doi.org/10.1136/bmjnph-2020-000085



Carr AC, Maggini S. Nutrients. 2017;9(11):1211. Vitamin C and Immune Function.

https://doi.org/10.3390/nu9111211



Martineau AR, et al. BMJ. 2017;356. Vitamin D supplementation to prevent acute respiratory tract infections: systematic review and meta-analysis of individual participant data.

https://doi.org/10.1136/bmj.i6583



厚生労働省.日本人の食事摂取基準(2025年版).

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html



一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会.栄養コンシェルジュ®養成講座.

https://nutrition-concierge.com/



※本記事の感染状況は2026年10月9日公表の資料に基づいています。インフルエンザの流行状況は地域や時期によって変化します。



一般社団法人 日本栄養コンシェルジュ協会



「栄養で人と未来を輝かせる」を理念に、科学的・医学的根拠に基づいた栄養知識の普及と、現場で活用できる実践的スキルを持つ人材の育成に取り組むヘルスケア教育機関です。 また、医療・運動・心理・生活科学など多分野の知見を統合し、本質的な健康支援を実現するための「栄養哲学」の研究にも取り組んでいます。 認定資格「栄養コンシェルジュ®」は、医療従事者やアスリートなど多分野の専門家が監修した信頼性の高い栄養学資格で、基礎から応用まで体系的に学べるカリキュラムを提供しています。 さらに資格取得後も、最新の研究情報の共有や学習機会の提供を通じて継続的な学びを支援し、資格取得者の生涯学習と専門性向上をサポートしています。